今日は前の会社(デザイン会社)の上司の吉田さんに呼ばれてデザインの打ち合わせをしてきました。会社をやめて独立して3年以上になりますがいまだにこうして前の会社の上司である吉田さんと仲良くさせていただいてデザインの仕事を私に振ってもらっています。
会社の応接に通されて座って待っているとショーケースが置いてあって、そこには過去の作品集が展示されていました。個々の作品を見ていると私が係わった作品もあって当時のことが思い出されます。私が係わっていた仕事はほとんどが音楽関係でノベルティの仕事だったので缶バッジとかステッカーが多かったのです。
缶バッジの一つを見て、この頃はかなり忙しくて徹夜したこともあったなとか、この頃はクライアントさんがマネージメントしているバンドのコンサートに行ったなとか色々なことが思い出されます。そんなふうに缶バッジを見ていたら吉田さんがやってきて「この時は缶バッジのデザインで忙しかったね。」と笑いながらその缶バッジを指差して言ってました。さて吉田さんがやってきたところで打ち合わせです。
今度の仕事はあるアーティストのSPのデザインでした。アーティストの携帯ストラップと缶バッジを作るそうですのでそのデザイン案を出すことになりました。吉田さんからコンセプトや方向性などオリエンテーションしてまずは頭の中で考えながら軽くアイデア出ししました。
もう長いお付き合いですので吉田さんの考えていることはほとんど分かっていました。だから〇〇〇な感じでどうですか?というと「さすがによく分かっているね。その線で行こう。」とだいたいデザインの方向性はその場で決まってしまいました。